子どもの成績が伸びない!原因は意外なところにある?

2〜3割の子しか伸びない?

まずは教育業界の定説、塾に通って成績が伸びる子は2〜3割しかいない、ということを知ってください。学習塾に通わせれば成績が伸びると思い込むのは安易です。自分の過去を振り返ってみてください。成績を伸ばすのは簡単でしたか?同級生は塾に通いだしたら成績が伸びましたか?伸びる子も伸びない子もいたはずです。簡単には伸びないはずです。自分の成績を伸ばすのが簡単という人は多くはありません。では、他人の成績を伸ばすのは?もっと難しいのです。

成績アップに必要なアレ!

成績アップに必要なのはズバリ記憶を定着させること!現状のテストで見られるのはココです。もちろん、AIの時代にはあまり意味の無い能力です。少なくとも昭和よりは重要視する必要のない能力、無いよりはあったほうがいい、程度の能力です。今後の教育については後半でお話しします。

塾を選ぶときのポイント

問題解決能力創造力の高い人から、その手法を学ぶことです。あとは先程の忘却曲線をもとに実行すること。そこに本来の教育の価値があります。解法を教えるだけなら、誰でも出来ます。日本人では全員、中学校まで卒業しているわけですから、そこはさほどすごいことではありません。現に3月31日まで遊んでいた大学生だって、塾に入社すれば4月1日から授業をするかもしれないわけです。慣れるかどうかの問題です。問題の解法を教わりに行くのが学習塾だと思っている人は大間違いです。それは自分の頭を使って解決することです。社会に出たら答えの無い課題を解決するのですから。

「自分で解法がわからないから学習塾に通うんでしょ!」と思ったそこのあなた!その考えがすでに違うことに気づいていますか?よく思考しましょう。例えば、「最近数学が全然わからない!そうだ塾だ!」までは正解です。では何がいけないのか?「この問題の解き方がわかりません!」ではなく、なぜわからなくなったのか?いつからわからなくなったのか?どのくらいの努力をしているのか?どうすればわかるようになるのか?ここを解決しなければ意味が無いのです。

掘り下げるとこんな子もいます。授業中に寝ていた、おしゃべりしていた、わからないから適当に放置してきた…。このように原因は自分が思っているよりもっと前にあるのです。ここを解決しなければ、解法を教わり、わかった気になっても意味がありません。成績を伸ばすよりも、問題解決能力を伸ばすほうが先で、結果として成績が伸びるのです。たしかに真面目で指示を全て忠実に守る子は、解法を教えてもらう勉強でもテストの得点は上がります。しかし…社会に出て活躍出来るかというと…となるわけです。

AI時代に求められる能力

AI時代に求められる能力は、教えてもらって暗記することではないのは明白です。同じ勉強をするのであれば、成績を伸ばすのであれば、解決までのプロセスを作り、実行し、改善していくトレーニングが必要です。社会に出るまでに問題解決能力が伸びていれば大丈夫です。毎回のテスト結果で一喜一憂する必要など全くありません。数字や学歴をお金で手に入れても意味はないということです。

子どもたちが生きるのは、自分が生きてきた時代とは全く違うということを考えておきましょう。

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