就活をぶった斬る!本質の教育へ…

塾の本質とは

本来、学習塾とは【勉強をしたい人】が通う場所です。しかし昨今では、「もう小学5年だから塾に通わせなければ…」「受験生だから塾に行かなければ…」「成績が悪いから…」など、本来、勉強をしたいと思っていない人まで塾に通っています。

それぞれの場所やモノには、存在している理由があります。人が何かをやるにも理由があります。しかし、そこに自分の気持ちとは違う“ウソ”があると、それはのちに自分に違う形で返ってきます。
今では、本来、勉強をしたくない人が塾に通い、本来、勉強をしたいと思っていない人が通う塾、で溢れてしまっているということです。

このようなことが起こる原因は、「最低でも高校を出ていないと仕事がない」「大学出ないと良い仕事に就けない」などの、昭和から続くなんとも曖昧な思い込みのせいです。保険をかけて、安心安全に、無理なく、損をしないように、そこそこで生きていければいい、という守りの考えからこのような思い込みが生まれます。

人間の人生に、“これさえしていれば大丈夫”などというものはありません。自分で切り拓いていくしかないのです。【攻撃は最大の防御】という言葉がありますよね?スポーツでも、勝っているチームが守りにはいると、結局最後は負けるのです。自分で常に新しいことにチャレンジする人が最後には勝つのです。

“自分がどうしたいのか?”ではなく、“周りがやっているから、そうしなければいけない”で生きている受身の考えの人が多いのが原因です。
このように、本質とはズレたことをして、自分にウソをついて生きていくと、やがて大人になってから苦労します。

就活を考える

私も就活をしたことはありますが、恐らく多くの人が感じた疑問があるはずです。“なぜ、みんな同じようなスーツを着ているのだろう?”と。その疑問を大事にしてください。
同じ時期に、同じ格好をして、どこかの企業に採用してもらおうとする活動、それが就活です。

では、本当にそんなに必死になって働きたい学生たちで溢れているのでしょうか?
「働かなければ生きていけないから、働くんだ!」確かにそれは一理ありますよね。

では、エントリーした会社は、本当にそこまでして働きたい会社なのでしょうか?就活生になってから就活サイトでちょこちょこっと調べて最近知ったような企業や、以前から名前は聞いたことがある程度で選んでいる企業が、あなたが本当に働きたい企業なのでしょうか?

企業で働くことが悪いのではなく、それは選択肢のひとつに過ぎないということです。また、一度就職した企業で一生働くことのほうが稀です。
会社が倒産しないかどうか?などと考えるより、倒産するのは当たり前だし、転職するのも当たり前のことです。

もし学生が「この企業でいっか」程度で選んでいるとしたら、それは同時に企業側も「こいつでいっか」くらいで選んでいます。
とりあえずどこでもいいから働ければいい、くらいの理由で就職をする人が多いからこそ、とりあえず大卒なら誰でもいいからそこそこ働いてくれればいいや、という企業があるのです。

自分で考えないツケが大人になって回ってくる

子どものうちにやっておくのは、テストや成績で良い点数を取ることではなく、良い点数を取るための過程のほうが大切です。
他人の力を借りて取った良い点数よりも、自力でやった平均点のほうが価値があるくらいです。そのくらい、自力で問題解決出来る人も、問題の根本に気づく人も少ないのが現状です。

就活の面接で何を言えばいいか悩んだことはありませんか?それが答えです。自分の考えで生きていないので、自分の言葉で話せることが何もないのです。本来、自分がやりたいこととは別のことをやっていたり、本来、自分が思っていることとは別のことを口にしています。本音で生きていないので、何も言うことがなくて困るのです。

日本人が人前で話すのが苦手なのには、いくつかの原因があります。自己肯定感が低いこともその1つですが、では自己肯定感を高めたら誰でも話が出来るようになるかというと、そんなことはありません。話すのが上手い人でも、話す“ネタ”が無ければ話など出来ないのです。
私はいきなり「2時間話せ!」と言われても話せます。それはなぜかというと“本音で生きている”からです。

これからの就活像

みなさんが経営者になったと考えてみてください。自分のやりたかったことを、命がけでようやく形にすることが出来たとき、“とりあえず就職先ないかなぁ”程度の学生を、あなたは採用したいと思いますか?
私だったら絶対に思いません。本当に信頼できる人にしか、そもそも声をかけません。つまり、募集などかけないということです。
同じような服を着て、同じような面接の受け答えをされて、そんなので選べるわけもないからです。
昔の採用方法は、高度経済成長期だから行っていた方法なのです。とにかく作れば売れる時代、欲しいのは人手、数、だったのです。

これから本質の時代になります。適当に生きている人や、自分を偽って生きている人は淘汰されていきます。つまり、本気で生きている人にとっては、とてもいい時代がきます。
汚いことして、同僚を押しのけて出世することを正当化してきたような人には、誰もついていきません。もう昭和じゃないですからね。
「大企業で…とりあえず休みが多くて…給料が良くて…ボーナスもあって…」こんなことを言っている大学生も取り残されます。
“これさえやっておけば安全だからやる”ではなく、自分のやりたいことに対して真剣に取り組んでいる人だけが必要とされる時代になります。

はっきり言って、就活で内定がもらえないなんて、たいしたことではありません。むしろ、自分のやりたいことや強みが明確なくらいじゃないと生きていけません。これからは、個性派軍団が伸びる時代です。

どんどん個性、伸ばしていきましょう。そして、そのような教育を作っていきましょう。大人は、子どもの個性を無くす教育をやめましょう。替えの効かない人材になるために…。

どうすればいい?

どんどんおもしろい大人に会いに行くことです。おもしろいとは、ネタがおもしろいという話ではありません。考え方が最先端をいっていたり、言っていることが常識に捉われていなかったり、本質をついている人のことです。
行動力のある大人と繋がっていくことが、最強の就活となることでしょう。当然、自分の武器となる能力を鍛えておくことは、言うまでもありません。

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